DTBWB / ダウン・タウン・ブギウギ・バンド

DTBWB / ダウン・タウン・ブギウギ・バンド
Biography

ダウン・タウン・ブギウギ・バンド(DOWN TOWN BOOGIE WOOGIE BAND)は、宇崎竜童をリーダーとした日本のロックバンド。「DTBWB」と略記されることもある。のちにダウン・タウン・ファイティング・ブギウギ・バンドと改名。

DTBWB / ダウン・タウン・ブギウギ・バンドのメンバー

・ 宇崎竜童:ボーカル、トランペット、サイドギター (1973年 – 1981年)
・ 新井武士:ベース、ボーカル (1973年 – 1981年)
・ 和田静男:リードギター、ボーカル (1974年 – 1981年)
・ 千野秀一:キーボード (1976年 – 1981年)
・ 浅岡タカシ:ドラムス (1979年 – 1981年)

脱退メンバー
・ 蜂谷吉泰:リードギター (1973年 – 1974年)
・ 福原昭一:ドラムス (1973年)
・ 相原誠:ドラムス(1973年 – 1976年)
・ 鈴木洋行:ドラムス(1976年 – 1977年)
・ 坂庭泰三:ドラムス(1977年 – 1979年)

DTBWB / ダウン・タウン・ブギウギ・バンドの活躍

1972年末にサディスティック・ミカ・バンドに対抗した長いバンド名「ダウン・タウン・ブギウギ・バンド」を思いついた宇崎竜童が、当時のバンド仲間(アマチュア)にレコーディングの話を持ちかけたところ全員怖気づいて解散状態になる。その後メンバー集めに奔走し、1973年4月に改めてバンドを結成、ダウン・タウン・ブギウギ・バンドと命名する。同年12月に東芝/エキスプレスレーベルからシングル「知らず知らずのうちに」でデビュー。

1974年12月に「スモーキン’ブギ」(70万枚の大ヒット)、1975年3月に「港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ」を発表。基本的にブルースを基調としたロックサウンドを展開するバンドだったが、流行語化した「港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ」内のフレーズ「あんた、あの娘のなんなのさ?」に見られるようなコミカルな部分が注目され、人気バンドとなる。1975年末には第26回NHK紅白歌合戦に出場し、「港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ」を演奏。その後もヒット作を多く発表したが、1970年代末にロック路線を望むバンドとコミカル路線を望むレコード会社の間に大きな溝が出来た。

「港のヨーコ」のイメージから脱却するため、1979年12月31日の「ASAKUSA NEW YEAR ROCK FESTIVAL’79-’80」(浅草国際劇場)を最後に、過去の楽曲を「封印」。1980年にダウン・タウン・ファイティング・ブギウギ・バンドに改名し、ダウン・タウン・ブギウギ・バンド時代の楽曲は演奏せず、トレードマークだったツナギを着るのも止め、シリアスなブルースとロックを追求することになる。NHK大河ドラマ「獅子の時代」のメインテーマ「OUR HISTORY AGAIN」の製作を最後に東芝から離れる。翌1981年にEPICソニーと契約し、「ブギウギレーベル」を立ち上げるが、ソロ活動期間を経て同年12月31日、ASAKUSA NEW YEAR ROCK FESTIVAL’81-’82」(浅草国際劇場)を最後に解体(解散)した。

その後、1987年12月にダウン・タウン・ブギウギ・バンド・リバイバルとして1ヶ月限定のライブ、2002年8月にシークレットライブ、2003年6月に相原誠プロデュースによるイベント“dmx in YAON ”でライブ、2007年11月には宇崎のライブにスペシャルゲストとしてダウン・タウン・ブギウギ・バンドが登場と、度々再結成している。

DTBWB / ダウン・タウン・ブギウギ・バンドのアルバム

スタジオアルバム

脱・どん底 (1974年5月5日)
続 脱・どん底 (1975年2月5日)
ブギウギ・どん底ハウス (1975年12月1日)
G.S. (1976年6月5日)
・あゝブルース Vol.1 (1976年12月5日)
・あゝブルース Vol.2 (1976年12月5日)
・身も心も (1977年10月20日)
・バック・ストリート (1978年9月5日)
・バック・ストリート・パート2 (1978年12月20日)
・1980 AUDIO FAIR SPECIL REDORD:UNLIMITED(1980年)
・We are DOWN TOWN Street FIGHTING BOOGIE WOOGIE BAND (1981年9月21日)
・Once upon a time in YOKOHAMA (1987年)

ライブ・アルバム

・脱・どん底音楽会 (1975年)
・あゝブルース Vol.3 (1977年)
・実況録音盤 (1977年)
・ライブ!バックストリート (1979年)
・BOOGIE AT JUST MIDNIGHT (1980年)
・海賊盤~LIVE FIGHTING 80’S (1980年)※自主制作盤。翌年にブギウギレーベルから再発。

サウンドトラック

・曽根崎心中 (1978年)
・白昼の死角 (1979年4月5日)
・曽根崎心中 PART2 (1980年8月18日)

コンピレーションアルバム

・傑作大全集 (1977年)
・BALLAD of D・T・B・W・B (1979年)
・ROCK of Down Town Boogie Woogie Band (1980年)
・傑作大全集II (1980年)
・蔵出し~ダウン・タウン・ブギウギ・バンド・オフィシャル・ブートレッグ (2007年)